Dr Sin Yong · MBBS (NUS) · MRCS (Edin) · MSc Aesthetic Medicine with Distinction (Queen Mary, London) · MSc Practical Dermatology (Cardiff) · International KOL
いわゆる「減量注射」——Wegovy、Mounjaro、Saxenda——は処方薬であり、希望すれば買える商品ではありません。適格かどうかは医学的評価で決まり、医師による継続的なモニタリングが必要です。
診察・カウンセリングは英語で行います。WhatsAppでのお問い合わせは日本語でも受け付けています。
減量注射(GLP-1受容体作動薬など)は、食後に腸から分泌される満腹ホルモンの働きを強め、食欲を落ち着かせる処方薬です。シンガポールではHSAが規制しており、Wegovy、Mounjaro、Saxenda のいずれも、医師の評価で適格と判断された場合にのみ処方し、用量調整とモニタリングのもとで使用します。
一般に「減量注射」と呼ばれるものの多くは、GLP-1受容体作動薬です。Wegovy(セマグルチド、週1回)、Saxenda(リラグルチド、毎日1回)と Mounjaro(チルゼパチド、週1回、GLP-1とGIPの二つの経路に作用)などがあります。腸から分泌される満腹ホルモンのシグナルを模倣し、食欲が落ち着いて食事量が自然に減ります。
シンガポールでは、これらはすべて HSAが規制する処方薬——病歴の確認、診察、代謝スクリーニングを経て、条件を満たす場合にのみ処方され、医師のモニタリングのもとで用量を調整します。評価なしで販売する経路は、それ自体が警戒すべきサインです。

体重が急に落ちれば、相応の代償もあります。計画のない減量では、筋肉も一緒に失われます。顔の構造を支える脂肪が急速に減ると、いわゆる「Ozempic face」と呼ばれるこけやたるみが現れることがあります(専用ページで解説)。また、中止後は食欲のシグナルが戻るため、維持計画がないとリバウンドしやすくなります。
そのため当院では、減量をトータルなプログラムとして考えます。たんぱく質とレジスタンストレーニングで筋肉を守り、体組成をモニタリングし、顔の変化への備えを計画に含め、初日から中止後の維持戦略を設計します。
“処方薬は、買って手に入れる近道ではありません。評価を受けて適格と判断され、モニタリングのもとで受ける治療です。”
シン・ヨン医師 Dr Sin Yong処方による減量について
治療は個々の状況に合わせて計画するため、費用はプログラムの内容によって異なり、固定の料金表はありません。費用に影響するのは次の四つです。
評価の前に示された数字は、あなたの実際の状況を反映できません。費用は診察時に明確にご説明し、その後に実施するかどうかをお決めいただきます。
合法ですが、処方薬です。医師が病歴と代謝指標を評価し、条件を満たすことを確認したうえで処方し、モニタリングのもとで使用する必要があります。評価を経ないネット通販には、偽造薬や安全性のリスクがあります。
Wegovy(セマグルチド)と Saxenda(リラグルチド)はGLP-1受容体に作用し、それぞれ週1回、毎日1回の注射です。Mounjaro(チルゼパチド)はGLP-1とGIPの両方に作用します。どれが適しているかは、病歴、目標、反応によって異なり、評価で判断します。
早い時期には吐き気、胸やけ、便秘がよくみられ、慎重な用量の段階的調整により通常は和らぎます。胆嚢の問題や膵炎は、頻度は低いものの知られているリスクです。だからこそ、自己判断ではなく医師の管理が必要です。
急速な減量は顔の構造を支える脂肪を減らし、こけやたるみ(通称 Ozempic face)が現れることがあります。減量のペースを緩やかにして筋肉を守ることで軽減が期待できます。すでに生じた変化には、別途専用の評価と修復の方向性があります。
中止後は食欲のシグナルが戻り、維持計画がないとリバウンドしやすくなります——これは生理的な反応であり、意志力の問題ではありません。維持戦略は、治療の初日から設計しておくべきもので、終了間際に考えるものではありません。
これらの薬には、BMIと合併症に関する明確な条件があります。条件を満たすかどうか、満たさない場合にどのような代替の方向性があるかは、医学的評価の際に正直にご説明します。
処方薬の費用は広告しておりません。薬剤、用量、プログラムの構成によって異なり、診察時に透明性をもってご説明します。
どちらも有効成分は同じセマグルチドです。Ozempic は2型糖尿病の治療薬として、Wegovy は体重管理の薬として登録されており、用量のスケジュールも異なります。どちらが適しているか、あるいはどちらも適さないかは、病歴をもとにした処方の判断です。
食欲を抑えるという点では似ていますが、仕組みが異なります。GLP-1 の薬は、食後に腸が分泌する満腹ホルモンの働きを強めるもので、神経系を刺激する従来の食欲抑制剤(フェンテルミンなど)とは別の分類です。胃の排出をゆるやかにし、インスリンの調整も支えます。いずれも処方薬で、適しているかどうかは医学的評価で判断します。
セマグルチドとチルゼパチドは週に一度、リラグルチドは毎日、ペン型の注射器で皮下に注射します。開始前に打ち方をご説明し、用量は最初から全量ではなく段階的に増やしていきます。
決まった期間はありません。過体重は長期的な状態として扱われ、臨床試験では中止後に体重が戻る傾向がみられました。そのため使用期間は医師と患者さんで話し合い、経過に応じて見直します。維持量で続ける方もいれば、習慣、体組成、体重が安定してから段階的に減らす方もいます。大切なのは、急に止めるのではなく計画的に中止することです。
異なります。減量注射は全身の食欲に関わるホルモン経路に作用する処方薬で、適格な方の体重全体を対象とします。脂肪溶解注射は小さな範囲の脂肪に注入して局所的に分解するもので、体重への意味のある影響はありません。体重が安定した後に残る部分的な脂肪については、脂肪冷却のページで当院の選択肢をご紹介しています。
医療としての減量は、病歴の確認、診察、代謝のスクリーニングから始まり、条件を満たす場合には処方薬を用いて、用量調整、副作用のモニタリング、中止の計画まで医師が管理します。痩身プログラムは食事指導や施術などの医療以外のサービスで、処方薬は含められません。また HSA は、痩身目的の製品に表示のない医薬品成分が含まれていた例について、繰り返し注意を呼びかけています。
医学監修:Dr Sin Yong · 最終更新 2026-09-13
GLP-1 系の減量薬はすべての方に適しているわけではなく、医学的評価の目的の一つは、適さない方や特に注意が必要な方を見極めることです。
妊娠中・授乳中は使用せず、妊娠を計画している方は事前に中止するよう指導されます。甲状腺髄様がんや多発性内分泌腫瘍症2型の既往歴・家族歴、膵炎の既往、胆嚢の病気、胃不全麻痺などの重い消化器疾患がある場合は慎重な検討が必要です。摂食障害の現在または過去の経験も重要な情報で、食欲を抑える薬がかえって害になることがあります。
併用薬も確認します。インスリンや一部の糖尿病の飲み薬と併用すると、低血糖のリスクが高まることがあります。チルゼパチドは、開始時や増量の前後に経口避妊薬の効果を弱めることがあります。鎮静や全身麻酔を伴う処置を受ける予定がある方は、胃の排出が遅くなることが麻酔の安全に関わるため、GLP-1 の薬を使用していることを必ず担当チームにお伝えください。薬が適さない場合は、そのことと代わりの選択肢をはっきりお伝えします。
避けるべきです。2026年9月、HSA は、処方薬や未承認の注射用ペプチドが SNS などの正規でない経路で入手されていることについて、注意を呼びかけました。
対象は二つに分かれます。一つは、セマグルチド、リラグルチド、チルゼパチドなどの承認された GLP-1 薬で、処方薬であり、医師の管理なしに使用すると重大な害を生じうるとされています。もう一つは、レタトルチドやカグリリンチドのように臨床開発中の注射用ペプチドで、使用は承認されていません。
購入者には、その製品がどこでどのように作られたのか、表示どおりの成分が入っているのか、用量は正しいのかを知る方法がありません。注射することで、薬そのものの副作用に加えて、汚染や用量の誤りのリスクが重なります。医師の管理には理由があります——適格性の確認、段階的な用量調整、副作用への対処、中止の計画です。処方箋なしにこれらを販売する相手がいれば、それ自体が警戒すべきサインです。
| 選択肢 | 作用 | できないこと | 一般的な回復 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| 生活習慣のプログラム(食事、たんぱく質、筋力トレーニング、睡眠) | どの減量計画にも欠かせない習慣をつくり、筋肉を守ります | 多くの方にとって、体重を守ろうとするホルモンの働きをそれだけで覆すこと | 施術ではありません | 薬を処方されるかどうかにかかわらず、すべての方 |
| GLP-1受容体作動薬(セマグルチド、リラグルチド)——処方薬 | 満腹のシグナルを強め、胃の排出をゆるやかにします。用量を段階的に調整し、モニタリングします | それだけで筋肉を守ること、体の形を整えること、中止後も食欲の変化を保つこと | 施術ではありません。早い時期の吐き気、胸やけ、便秘は多くみられ、用量調整で対処します | 医学的評価で適格と判断された成人 |
| GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド)——処方薬 | GIP と GLP-1 の二つのインクレチン経路に作用します | 医師の管理、筋肉の保護、維持計画を不要にすること | 施術ではありません。消化器症状は GLP-1 系と同様で、用量調整で対処します | 適格と判断され、処方時の評価でこの薬が適していると考えられる成人 |
| 脂肪冷却・ボディコントゥアリング | 体重が安定した後に、部分的な脂肪や輪郭に働きかけます | 体重を減らすこと、肥満を治療すること | 方法によって異なり、事前にご説明します | 体重が安定していて、部分的に残る脂肪が気になる方 |
| 肥満・代謝外科手術(専門の外科チームに紹介) | 胃や腸の構造を変え、食欲と吸収に作用します | 生涯にわたる栄養面のフォローや生活習慣の見直しを不要にすること | 手術後の回復は執刀チームの指示に従います | BMI が高い方や、体重に関連する重い疾患があり、専門医の評価で手術が勧められる方 |
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